プレーワーカーズが関わるプロジェクトやセミナーなどの活動にはボランティアが必要です。地域での遊び場づくりに関わりたい、子ども向けのイベントで協力したい、プレーワーカーズを支えたいなど、子どもたちの遊び環境を支えてくれる方を募集しています。

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ボランティア

登録から活動までの流れ

こちらがメール受信後、一度お話をお伺いし、その後登録となります。
ボランティアを募集するプロジェクトがあった場合に、登録のメールアドレスに情報を配信します。活動参加方法の詳細はメールに記載します。ご確認ください。

登録方法

件名を「ボランティア登録希望」とし、下記項目を記載の上 info@playworkersまでメールをご送信ください

メールへの記載事項

氏名、住所、年齢、所属、電話番号、メールアドレス(PC、携帯電話)
興味のあるプロジェクト、活動経験、専門分野、なぜ活動をしたいと思ったのか

※ボランティア登録をしてくれた方には、活動情報を配信します。

インターン

登録から活動までの流れ

現在は受け入れ態勢を再構築しているため準備中ですが、ご興味のある方はまずはお気軽にお問合せ下さい。

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※2015年、インターンからプレーワーカーズへ入社した遠藤みゆさんのインターン感想

『奥深きスキル、プレーワーク』

プレーワークと初めて出会った時、子どもではないけれども「心を救われた」と思いました。それは2015年の春、大学卒業後に11か月勤めた職場を人間関係に疲れて辞めたばかり、何をする気もおきずに家に引きこもっていた時期でした。
「遊び場の倉庫をつくるから、予定が無いならおいでよ」
当時、知り合ったばかりのプレーワーカーからの突然の連絡でした。そのプレーワーカーは、子ども時代お世話になった学童保育に人生相談がてらお茶を飲みに行った時、偶然出会った方でした。初めて訪れたプレーパークが宮城県気仙沼市にある「気仙沼あそびーばー」でした。到着すると、2人のスタッフが倉庫を作っている最中でした。インパクトドライバーなんて使ったこともないのに、さっそく任された役目は釘やベニヤ板を使った本格的な壁貼り。IMG_2164まだ遊び場をよく知らない私はオシャレな服を着ていたけど、土埃にまみれながらも夢中になって作業しました。その作業の中で私はプレーワークの根幹を感じました。作業の最初にやったことは、長イスを運んで休憩場所を作ること。それは「いつでも話を聞くよ」というメッセージだったと思います。結局、その時の苦しい気持ちは打ち明けなかったのですが、声を聴いてくれようとした人が居た事実がなにより心を回復させました。

作業がひと段落して帰る直前、またひとつ発見がありました。
「あの子、あんな風にカードを投げて、なんかイライラしてたな」
来園した子どもの様子を思い出して呟いた、プレーワーカーの一言でした。私もその場面を思い出しましたが、ただカードを散らかしていたようにしか感じなかったことを恥じました。なんでそんなことをするのか、その心の奥でなにが起きているのか、そういう視点を持って初めて見えてくる世界があることを知りました。

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その魅力に引き込まれ、そのあと常設の遊び場や移動型の遊び場でプレーワーカーの助手として活動することになりました。遊び場には様々な背景を持った人が来ます。子ども、子どもを連れて来たお母さん、子どもの兄弟の赤ちゃん、みんなを乗せて車を運転したおじいちゃん。年齢は様々ですが、みんなその子どもに関わる人。その子どもが遊べる環境を整えるためには、赤ちゃんを抱えたお母さんや、みんなを待ってるお爺ちゃんが居やすい環境もつくる必要があります。だからこそよく耳を傾けて声を聴き、心の奥を想像します。

プレーワーカーの持つ言葉の力は大きいです。遊んでいる子どもを見ながら「うちの子、大丈夫かな?」なんて話す不安そうなお母さんによく出会います。遊び場ではいろんな素材があって、やりたいことが選べる環境をつくっているので、子どもの力はここぞとばかりに発揮されます。プレーワーカーはそれを言葉にして伝えます。
「壊してもいいんですよ、きっと心を整理するために必要なことなんです」
「1人でうつむいているけど、あれ、じっくり実験しているんですよ」
「ぐるぐる、ただ回るって楽しいみたいですね」
一見すると分かりにくい子どもの良さや楽しさを伝えると、母さんがホッと表情をゆるませる瞬間があります。こういう時、やはりプレーワークは人を癒す力を持つと感じます。

子どもと遊びながら、あるお母さんがこう言いました。
「今、ふと思い出したの。子どもの時にこういう遊びしたかったんだけど、あの時はやめさせられたのよね。」
そのお母さんは子どもの時のわだかまりを溶かすように「遊びなおし」をしていました。すべての大人はかつて子どもだったはずなのに、子どもの時に感じた社会への苛立ちを覚えている人は少ないかもしれません。それを声に出して社会に訴える人はその中の一握り。そのうえ当事者である子どもの声はなかなか届きにくい社会です。プレーワーカーはそれを仕事としています。聞こえていないと思っていた声を拾われた時、子どもたちは自分の存在を肯定できると思います。それは理解されにくい子どもにとって、心の拠り所にもなり得ます。
聴くために人を見つめ、伝えるために自分を見つめる、プレーワークは奥深い仕事です。

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