【お知らせ】子どもが遊ぶ名取の11月 報告
11月は気仙沼市名取の各地で「子どもが遊ぶ名取の11月」と称して、遊び場やシンポジウムなどを企画・開催しました。
<閖上小中学校小校庭>
私たちプレーワーカーズは、東日本大震災の被災地では、北は岩手県野田村から南は福島県白河市まで、各地で子どもに遊びを届ける活動を続けてきましたが、閖上での活動は初めてでした。復興が進んでいるとはいえ依然活発な工事が続き、子どもが安心安全に遊べる生活にはまだ遠い閖上地区に入れたこと、学校や地域の人たちと繋がれたことが、今回の事業の大きな成果でした。実施した参加者アンケート調査では、当然ながら活動に対する賛同割合が高く、これを機会として今後も閖上地区で子どもの遊び環境向上のための活動を継続できると思います。
※参加者:大人30人子ども60人(二日間概算)
<名取市役所芝生広場>
会場が市役所の芝生ということで、参加者は安心して遊びに来られたと思います。また場内の通路を通る方も多く、参加者以外の市民に活動の様子を見てもらえました。
気仙沼の子どもの状況の調査結果や、閖上の昔の子どもの様子を展示でき、興味深く見る参加者もいて、名取の現状を考える機会にしてもらえました。
シンポジウムでは仙台市冒険広場の根本さんと東根市あそびあランドの村山さんから、地域の遊び場の必要性や、遊び場で見られる親の変化等について語っていただきました。参加者からは「遊び場だけでなく、子どもが玄関を出たら全部がわくわくできるような名取市になって欲しい」という意見も出されました。
暗くなってから実施した野外映画会も予想したより盛況で、人が来やすい場の魅力を感じました。二日間を通して、参加者がみなさんのんびりとくつろいで遊んでいたのが印象的で、今後もここを会場として遊び場活動を行えば、広く市民に名取の子どもの遊び環境を考えてもらえる絶好の場になると思いました。
市役所の敷地内でプレーパーク活動を行うというのは、全国的に見てもほとんど例が無い画期的なことで、名取市が子どもの環境を「遊び」という視点からも見つめている象徴的事業の一つだと言えると思います。市長も様子を視察してくださり、私たちにとって今後の励みになります。
※参加者数:大人50人子ども70人(二日間概算)